適応疾患

脳質周囲白質軟化症(PVL)

タイトル:適応疾患

脳のダメージで症状には違いがあり、個人差は大きいものです。

症状と治療について

主な症状

  • 下肢(足)の緊張がある
  • 尖足(かかとがつかない)
  • 足の関節が内反、外反している
  • 座位、立位が困難
  • 足に痙攣が出る
  • 言葉遅れ
  • 手の動きに左右差がある
  • 視野が狭い など

脳質周囲白質軟化症の治療

PVLは、早産や低出生体重児の脳神経系障害の原因と言われ、側脳室周囲白質の一部に虚血性壊死による多発性軟化病巣ができる病気で、脳性麻痺の原因ともなっています。

生後6ケ月以降ほどより、下肢優位の痙攣性麻痺が出てきます。脳室周囲白質軟化症(PVL)の負担は、大脳白質から脊髄に下行する運動神経が多く含まれていて、とくに脳室に近い部位には下肢にいく神経線維が通っているために、下肢の痙攣性麻痺が多くみられます。脳質周囲の負担の度合いで障害の大きさもかわり、右側・左側・両側の痙攣性麻痺や弛緩性麻痺などの症状を呈します。個人差がすごくあります。

当院では頭脳針の治療でその子の症状、今後起こりうる負担を解析し、頭・手・足、脳のダメージがある機能エリアに、脳質周囲白質軟化症の治療をしていきます。

とくに、この病気はまだ小さいお子様ですので、それだけ重要な病気でもあります。脳の柔軟性が高い幼少期から針や運動療法で感覚統合の良質な刺激を与えることで、子供自身が出来ることを増やしてあげましょう。

今後の子供の成長を伸ばしていき、特に針で脳や体の負担を軽減させる治療であることは、間違いありません。